【日本史】諱は口に出してはいけない。しかし書くのはOK

      2016/06/09

諱 書くのはOK

どうも、でこぽんです。
歴史ドラマを見ていると、普通に名前を言いますよね。
秀吉が「信長様~」と呼んだりしてるのを思い出すかもしれませんが、
実はこれアウトなのです。

え?何故?今では人の名前呼ぶのなんて普通じゃん?
上野介(こうずけのすけ)とか安房守(あわのかみ)とか越前(えちぜん)とか誰かわかんない?
面倒だから、時代劇は名前で呼び合えばいいじゃん。

そうできない事情があるのです。何故と思うなら、読んでみてください。
基本的に諱は呼ぶのか駄目で、書くのは基本的にOKです。

 

口に出すのは駄目な諱(いみな)

そもそも諱(いみな)とは何ですか?
そう思うのも当然かもしれません。
諱とは違う漢字の書き方だと忌み名と書きます。

忌み名という漢字のイメージ通りでとても恐れ多いのです。
口に出すことことで恐ろしいことになると信じられていました。
昔は科学的が発達していないので、霊や宗教、呪いなどが信用されていたのでしょう。

口に出していいのは、名づけの両親であったり、目上の人間です。
目下の人が殿様の諱を呼ぶことは基本的にしません。

個別な例なら、織田信長の信長の部分が諱(いみな)です。
武田晴信なら晴信が諱です。豊臣秀吉なら秀吉。

だから、信長は上総介様とか右大臣様と基本的に呼ばれていたのでしょう。
武田晴信、信玄は御屋形様です。秀吉なら関白殿下です。

信長の家臣時代に秀吉が「信長さま~」というのはあんまり考えられない光景なのです。
すごく失礼なことをしているので、世渡り上手の秀吉がそんなことはしないでしょうね。

では、信長の名前は生前誰も知らなかったというと、そんなことはありません。
諱は口に出すのがアウトなのですが、書状には普通に諱を使ってます。

Sponsered Link

諱は書状で使用されています

信長が家臣に対して、書状で褒める時にちゃんと諱を使用してます。
前の戦で頑張って、ちゃんと土地も平和に統治してるから今度も頑張るように
という内容の書状で最後に

信長(花押)と書いてます。

花押とはサインみたいなものです。私が書きましたという証明するものです。
偽物の書状が出回るような大名だと信用問題になってしまいからね。
普通に諱を使用してます。諱だけです。

右大臣や弾正とか上総介などの官職名をつけません。

武田信玄も同様です。
家臣に対してしっかり統治することを命令する書状があるのです。
私武田信玄が書きましたと証明するので

信玄(花押)です。

晴信時代なら晴信(花押)です。
源朝臣とか大膳大夫(だいぜんだいぶ)なんてつけません。

一番通りの良いなで使用されていたのではないでしょうか?
イチイチ書類に長く書くの面倒ですからね。

武田大膳大夫源朝臣太郎信玄なんて書きまくってください。正式名で書く暇なんて時間が惜しいの。
書状は1枚だけじゃないのです。いっぱいあって大変じゃないですか?

アルバイトとか書類を扱う時も、社内や課、仲間内だけの書類なら適当に済ますじゃないですか?
印鑑押して、はい終わりの単純作業があったと思います。

だから信長の部下達は信長の諱を知っていたと思います。
誰だか知らない人の名前の書状をもらっても効果がありませんからね。

知ってはいたけど、名前は口に出すことはしなかったのだと思います。

それでは、でこぽんでした。

 

 - 日本史