【映画感想】白鯨との闘い 希望から絶望への航海

   

最初は鯨を捕えて、仲間と一緒に希望に溢れていた航海。しかし巨大鯨に船を破壊され、ボードで漂流を余儀なくされる。捕鯨の描写と希望に満ちた航海から絶望の漂流生活に心を鷲掴みにされました。(70点、見て良かった)

ハーマン・メルヴィルの「白鯨」の裏側に迫るナサニエル・フィルブリックのノンフィクション「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を基に描く驚異のサバイバルドラマ。19世紀を舞台に、白い大型のマッコウクジラと捕鯨船の乗組員たちとの壮絶なバトルを描く。

yahoo映画より引用

感想と思い出

時は19世紀中頃で捕鯨は街灯を照らす鯨油を求めて、一攫千金を夢見ていました。

 

この作品で思うことは海には希望と絶望が交錯する空間だと思いました。海は本当に綺麗で私は場面によって異なる思いを海に抱きました。大海原の中に船がポツンと浮かんでいるのは爽快でもあり孤独な空気が漂っていました。

そう「白鯨との戦い」は希望と絶望のコントラストが対比的に映し出されています。

乗組員がロープを登って、帆を降ろすのですが、命綱もなくどんどん上がっていきます。船は波で揺れているのに、そんな上を登ったら、あぶね~と見ていて思いました。私は船が好きなので船で皆で支持をだしあい、帆をあげて船が進む姿を見た時点は必見です。

どこまでも広がる海は物語の当初希望に溢れていました。鯨を仕留めれば、富と名誉が得られるので見ている方もワクワク。まるで希望がどこまでもあるかのように

銛で鯨を刺す時はもうボートでお祭り状態。鯨を仕留める=大金ですから、大きい鯨を見てみんな大興奮。ボートが鯨の動きに合わせて揺れますが、もう笑顔で鯨をグッサリ。

いや~さすが海の男は違いますね。

鯨を仕留めた時は皆で大はしゃぎでした。船員みんなで笑顔が溢れ、次の鯨なんかすぐに見つけられるイケイケの空気。

しかし、漂流してしまえば絶望の海です。飢餓は極まり、死んだ仲間の肉を食べる、死ぬ人間をくじ引きで決めるギリギリの惨状。40日以上の漂流でもう誰もやせ細る姿からは船の上で夢と欲望を求めていたとはとても想像できません。

もうボロボロ状態になってしまい、あれこれは捕鯨映画ではなく漂流パニック映画なのかと錯覚しました。

この白鯨の戦いにおける良い部分は船員達の根性です。いつでも真面目に働き、目の前の困難に立ち向かいます。そんな姿を見ていると元気を貰えます。

エンジンが作られる前はこれが当然の光景でみんなロープを危機迫る表情でゴシゴシ動かしていて、もうこの時点で素晴らしい。失敗したら海に沈んでしまいますからね。

鯨との戦いも波に流されないように、必死にロープにへばりつく姿は見ていて力が入ります。何度も波が襲いますが、踏ん張るシーンは時間を忘れてしまいました。

漂流中も飢餓や不安で自暴自棄になることもなくただただ必死に陸を目指しているのです。もう文句も言わないでモクモクと。しかも飢餓状態にもかかわらず仲間同士で励まし合っている姿は感動もの。(皆助かって欲しいと思ってしまいました)

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こんな人にオススメ

当時の捕鯨のことを知る上でも勉強になり、捕鯨ってこういう風だったのかと思えて、映画も面白かったので見て良かったです。

捕鯨に興味のある、船や海が好き、ハラハラしたシーンが好きな人はちょっと調べてみて下さい。ちなみに私は捕鯨に興味があったので見ましたが、感動できて良かったです。

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