【DVD】失われた文明 インカ、マヤ文明の感想

   

インカ帝国の発祥から繁栄、ミイラ文化、インカ道、当時の生活がわかります。インカ帝国時代の絵を基本としたアニメーションで当時の生活を再現しているのを見られるのでインカ帝国を知る上で大変貴重です。

評価80点

インカ帝国のことなんてまるでわかんね、マチュ・ピチュってなんだろうと思う人でも歴史に少しでも興味があれば見るべきです。私もチリに砂漠があることを知りませんでした。

未だ多くの謎と伝説に満ちた3大文明の中から、南米のインカ文明と中米のマヤ文明をピックアップしたドキュメンタリー第2弾。文字を持たなかったインカ帝国が、厳しい自然の中で周囲の約800の民族を束ね、巨大帝国となり得た秘密に迫る。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

 

厳しい自然環境から生まれた文明

 

そしてインカ帝国のことをしろうと思ってこの作品に出合えたことはかなりラッキー。まず、文章や写真でインカの自然が厳しいと言われてもイマイチ実感が湧きません。文章で標高2000Mとか言われてもね。

とりあえず写真を見ると、この通り山々に囲まれております。いつみても天空の城ラピュタみたいだなと思ってしまいます。

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こんな高い場所にインカ皇帝は住んでいて、各地にマチュ・ピチュのような都市がありました。山から山への道で絶壁の崖を橋を作りながら飛脚が走って、インフラを整備したのです。「イヤイヤ、こんな高い場所で飛脚とかしたら死ぬじゃん」とか思いましたが。中国の蜀地方もびっくりの自然です!

実は写真の低い場所にもインカの遺跡がまだあるのです。しかも今でも高地で段々畑でジャガイモ、トウモロコシの栽培が続けられいて、インカの川は今でも住民を潤している光景を見られます。ちなみに段々畑は100段もあるので見て驚くしかない。

インカ帝国は今でも私達の御馴染のトマト、ジャガイモ、トウモロコシをしっかり保存して、国家の人々に与えていたようです。やはり飢餓は国家騒乱の原因になるのでしっかり支配していたことも確認できました。

科学がまだ発展しなかった15世紀の時代。インカ帝国には文字も無ければ、大河と農業に適した土地もなく厳しい自然環境に置かれていました。よくこんな場所に文明が築けたものだと感動します。

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アニメーションがとてもいい

当時の人がインカ帝国のことを記録した絵から当時の生活をアニメーションで再現しています。その一部がこれです。絵は「新しい記録と良き統治」からの絵です。

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インカ皇帝は死後、ミイラとなります。ミイラになっても生きていた時と同じように扱われます。死後も家臣が豪華な食事をもらったり、御輿に乗って町を視察したりしてます。

ひとりだけでなく歴代のインカ皇帝が外に出る光景はミイラ文化が浸透していたことを語っているのです。ちなみに最初からインカ帝国に土着していたわけではなかったようです。砂漠のイロという場所でミイラ文化が定着し、そこを征服してインカ帝国にミイラ文化が広がったとのこと。ふむふむ・・・。

ミイラの絵が御輿に乗って動いているのはとても印象的で死んでも皇帝は皇帝なんだと感じてしまいました。映像の威力はやっぱり凄いですね。

ミイラ文明はインカ帝国が滅びた後も現在でも続いており、インカ帝国時代のミイラを「カルラ」として家族と一緒に過ごしている家庭も描かれています。普通に日常のことや仕事の成功をお祈りしたりしてました。生活の大切な文化としてインカの名残は生きているのです。

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