ヴィジュアル版 海から見た世界史の感想

   

「ヴィジュアル版 海から見た世界史」を読んで見て特徴とどんな人にオススメなのか個人的に書きたいです。あと私が読書したやり方も参考にどうぞ。

見やすいカラーイラスト

世界史を勉強する時に、地図のことがわかると大変便利です。文章だけの本と違って地名があるだけで理解が深まりますからね。しかも「ヴィジュアル版:海から見た世界史」は航路や港町と支配領域をそれぞれのカラーで書いてあるので、直感的でとてもいいです。

例えば、オスマン帝国の16世紀勢力図やオランダ東インド会社、西インド会社の勢力を網羅しています。読んで驚くのはオスマン帝国は陸続きで勢力が広がっているのに対して、オランダは港町や島の要所を確保しているだけで航路ネットワークだけで領土が繋がっています。

航路に関しては到達した年代が入っている、その土地で取れたものがどこに輸出されたかに関する流通のこともわかります。文章でマラッカ海峡を通って貿易をしたみたいな文章を読んでも、最初はピンとしませんが都市と航路の詳細に地名が書いたり便利。島の名前とかわからないと混乱しますからね。

合計P287あり、豊富な地図イラストは他の本を読むときにもかなり役立ちます。例えば、大航海時代に関する本を読む時はポルトガルとスペインのイラストが大量にあるので、地名がわからない、航路が意味不明の時はこの本の出番です。航路に関することや貿易に関する情報、商人の動向、海に対するそれぞれの価値感についての文章は新発見でした。

ただしイラストと海に関する文章はとても勉強に助かる本なのですが、欠点として教科書と同じく俯瞰的にさっぱりしています。287ページで主だった国の歴史を海から見た視点でまとめるのはかなり無茶ですから、その辺は仕方ないです。それぞれの国は平均して10ページぐらいだからどうしても文章の方が簡素にならざるを得ません。

地図が少ない世界史の本と併用

私のケースは図書館で借りた時に、他の世界史の本と一緒に読みながらです。「空間から読み解く世界史」という本を読んでいたのですが、地図が少ないので、どうしても理解が深まりませんでした。図書館で「ヴィジュアル版 海から見た世界史」も一緒に借りたので文章でわからない箇所はイラストを読んで、2冊読んで相互に理解できました。

私の場合は「空間から読み解く世界史」でしたが、文章ばかりで本が理解できない時は「ヴィジュアル版 海から見た世界史」の出番で、航路と当時の国の勢力が視覚的に理解できます。特に大航海時代以降の欧米の海洋進出のことなら、この本はかなり役立ちに違いありません。

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オススメな地図から見た世界史

確かに文章の本は簡素ですが、イラストはとにかくわかりやすいです。歴史を勉強するうえで地名がわからないと勉強が進みません。大航海時代の航路やヨーロッパが世界に進出してどのくらいの勢力を誇ったのかに関するイラストがカラーであるので便利。

あと地図やイラストに関して乏しい本は「ヴィジュアル版 海から見た世界史」のイラストを読むとかなり理解の助けになるでしょう。

この本は地図としてかなり便利なので、世界史勉強をするなら読んで損はしません。あと勉強をして、世界史がわかったあとで読むとまた違った意味で考えさせられるので私はオススメします。

 

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