ブライアンズタイム:日本で活躍した名種牡馬

   

ブライアンズタイムといえばナリタブライアン、マヤノトップガン、サニーブライアンの父として有名で日本でその血を拡大しました。では、そのブライアンズタイムとは競争時代、そしてどんな馬だったのか、何故日本ややって来たのかを書きたいです。

イマイチな競走成績

ブライアンズタイムの競走成績は21戦5勝2着2回3着6回で主な勝ち鞍はフロリダダービーを含むGⅠ2勝です。クラシックではフロリダダービーで2歳王者フォティナイナーを負かしてクラシックで期待を集めます。しかし、ケンタッキーダービー5着、プリークネス2着、ベルモント3着と振るわず、古馬最強のアリシーバに挑戦するも8着と敗北。

4歳時には芝路線に向うも勝利を収めることができませんでした。しかも4歳になってからは勝つことはできず、一流の競走成績を示すことができなかったブライアンズタイム。クラシックで勝利することができないで、本番前にフォティナイナーを倒して以外はパッとしない一発屋という評価せざるを得ません。

個人的感想

ロベルトもブリガディアジェラードに勝った一発屋みたいな評価なので、突然の激走をするロベルト系の特徴がブライアンズタイムにも伝わっていたのではないかと私は考えてます。

ちなみに芝に路線変更した理由は従兄弟のサンファインフォーエバーが芝で活躍したこと(エクリプス賞最優秀芝牡馬)と、同馬の購入を決定した早田牧場が芝での能力を見て、好成績ならジャパンカップ出走を視野に入れていたことが理由です。

 

日本導入のわけ

ナリタブライアンの父ブライアンズタイムは早田牧場が1990年に日本で種牡馬として供用されます。クラシックで勝利することができなかったブライアンタイムが何故日本に導入されたのか?

それは、当時の日本ではノーザンダンサー系が流行していたことと同じロベルトを父に持つリアルシャダイが活躍してからです。

繁殖牝馬にもノーザンダンサー系の血が広がっていました。(ノーザンテースト、ニジンスキーが代表です)特にニジンスキー系の馬がマルゼンスキーの活躍により、競走成績がイマイチな馬でもどんどん輸入されていました。

だから、早田牧場はノーザンダンサーの血を持たない種牡馬を探しました。当初は芝で実績を残した(全米最優秀芝馬)サンシャインフォーエバーを狙いましたが、交渉が上手くいきません。

そして従兄弟であるブライアンズタイムなら相手が良いと言います。しかし、ブライアンズタイムは競走馬としてダートが主で、芝での成績は2戦して勝つことはできなかった馬です。まさか本命を妥協したら、その妥協した方が大成功なんて世の中わからないものです。

ちなみにその本命だったサンシャインフォーエバーは日本で輸入されますが、種牡馬としてはブライアンズタイムに遠く及びませんでした。

ダート馬で走るのかと悩んだ早田牧場でしたが、川上悦夫の助言によりブライアンズタイムを導入を決定したのです。当時のリアルシャダイはシャダイカグラを輩出するなどして人気になり、同じくロベルトを父を持つ同馬にとっては追い風となりました。

ブライアンズタイムは1年目から3年目まで繁殖牝馬をコンスタントに62頭集めました。

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種牡馬として大活躍

産駒1年目からいきなり三冠馬のナリタブライアンとオークス馬のチョウカイキャロル公営北関東の強豪馬ブライアンズロマンを輩出。その後もダービー、皐月賞を制したサニーブライアン、ダービー馬のタニノギムレット、有馬記念馬のシルクジャスティスなど数々の名馬をターフに送り出しましたのも良い思い出です。

サンデーサイレンス、トニービンと同時期の種牡馬だったので、リーディングサイヤー1位になることはありませんでした。しかし、2頭と違いダートでの活躍馬を多く出し、また1990年から2013年まで息長く活躍しました。

まとめ

競走成績がイマイチな馬が一流の種牡馬になって逆転するのは面白いです。今年はディーマジェスティの母父として存在感を示したブライアンズタイム。2013年に亡くなってしまいましたが、今後もその血が活躍できるのか見るのが楽しみです。

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